お酒が原因となった犯罪~傷害罪

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一般の方からの刑事事件に関する投稿です。

今回のお話は、自分が短気だったせいで後先考えずに起こしてしまった事件です。
私は、お酒があまり強い方ではなく、むしろ弱い方でした。 そしてお酒が入ると、自分でもよくわかりませんが、ものすごく短気になるという一面もあり、よく友人や知らない人と揉めることが多かったと思います。 そして、事件が起こった場所は、どこにでもある、居酒屋でした。 その日は、結構な人数での飲み会で、自分はかなり楽しんでいたと思います。
そして、ジョッキで3杯くらい飲んだあたりからかなり気持ちよくなってきて、少しづつ粗暴になっていったらしいです。
そして事件が起きました。知らない男がぶつかってきて、それで文句をいったらしく、向こうもそれで掴みかかってきました、そして、掴みかかってきたところを自分が殴ってしまったらしいのです。相手が倒れたところにさらに足で踏みつけたりしたと、後から刑事さんから聞きました。 らしい、とかそんな言い方をするのは、あまり覚えいないので、後から刑事さんから聞いた話しなので、そういった表現になっています。
そして、どれくらい経ったかわかりませんが。気がつけば取り調べ室の中にいました。 我に返って何をしたのかはっきりわかっていませんが、恐らく暴力を振るってしまったのだと思いました。 結果としては、傷害事件として逮捕され、勾留されました。
留置所生活は何度か経験してるので、時間の過ごし方は心得えていました。そのため、そこまでの苦痛を感じませんでした。 刑事さんとの取り調べの中で、酒をもう飲むなと強く言われ、そう言った病院もあるから行ったほうがいいぞと何回か強く言われました。 自分も酒を飲む度に周りに迷惑をかけるのは嫌だったので、病院に行ってみようかな、と思い始めましたが、とりあえず釈放されてからの話しなので、まだまだ先の話しだと思いました。
そして勾留満期になり、処分として、罰金刑として、20万円を支払い釈放されました。
2度と暴力を振るいたくないし、こんなお金は使いたくない気持ちがとても強かったので、刑事さんが薦めてくれた病院に行ってみようかな、と思いました。

<弁護士のコメント>
前科前歴のない普通のサラリーマンの犯す犯罪の中で、痴漢、盗撮に次いで多いのが傷害事件です。短期な人や酒癖の悪い人が、些細なきっかけで暴力を振るってしまい逮捕されるということがよくあります。
前科の有無、暴行の程度、怪我の程度などにより刑の重さが変わりますが、被害者と示談が成立していると有利に働きます。小さな怪我であれば、示談により不起訴になることもあります。
傷害罪に限ったことではありませんが、お酒が犯罪の引き金になるケースは多いです。ドラッグと類似のリスクがありますから、飲み過ぎにはくれぐれもご注意ください。

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弁護士宮本大祐コラム

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