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一般の方からの刑事事件に関する投稿です。
ある朝いつものように出社のために車に乗ろうとしたら、私の車のドアミラー左右どちらも壊されていました。
これでは運転そんできないと思いすぐに警察に連絡しました。
警察に連絡してから約30分くらいで警察官が2人やってきました。
そこで私の車のドアミラーの状況を確認して実況見分を行い色々と事情を聞かれました。
車のドアミラーが壊された推定時刻を調べるために私の車の状況を詳しく説明、前の日はもちろん異常なし、壊されていることに気がついた前日は仕事のために夜の9時くらいまでは車は車庫付近にはなかった状態、このような状況から私の車のミラーが破壊されたのは夜の9時以降から朝私が気がつく7時前までの時間帯、マンションの出入り口付近に車庫はあり、私の住む5階からは昨夜大きい物音は聞こえなかったことを説明しました。
その後どうやってミラーを壊したのか原因がわかり、石みたいなもので殴りつけたような痕がありました。
それから数日後犯人が見つかったという連絡が入りました。
犯人は近くに住む年配の男性で、当日はかなり酔っ払っていて近くにある私の車を意味もなく石で殴りつけていたみたいです、その後犯人が酔っ払っていた状況を少しだけ覚えていたらしく、申し訳なく思い警察に出頭してきたみたいです。
犯人自ら私の所に謝りにきましたので、最初は器物破損で訴えようと思っていましたが、示談することにしました。
その後弁護士を通しての示談交渉、この示談交渉は車の左右破壊されたミラーの修理代金とほんの少しの慰謝料をプラスしての示談交渉でスムーズにまとまりました。
弁護士を通しての示談交渉は知人からのアドバイスで、その方が後のことを考えてもトラブルなく進むと考えたからです。
器物破損という事件は身近に意外と多い事件だと思います。
私の会社の看板が破壊されたり、親戚の自転車が破壊されたという事件を聞いてはいましたが、まさか自分自身が巻き込まれるとは思ってもみませんでした。
器物破損に巻き込まれたら、早めに警察に連絡すること、そして示談の場合でも弁護士に相談することが大切だと今回学んだ気がします。
<弁護士のコメント>
器物損壊事件は、投稿にもあるように、誰の身にも起こりうる、身近な事件ですね。
器物損壊罪は、親告罪といって、被害者が告訴しないと、処罰されません。また、初犯であれば、罰金刑が科されることが多く、いきなり刑務所に行くことはありません。
ですので、物が壊されるのは腹立たしいことですが、壊れた物が修理して元通りになるのでしたら、刑事処分を求めるよりも、損害賠償請求をした方が、実益が大きいのではないでしょうか。被害に遭ってしまった場合は、弁護士に、示談交渉などの相談をされることをお勧め致します。
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