ひき逃げによる転落

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一般の方からの刑事事件に関する投稿です。

私の従兄弟は、9年前に交通犯罪(ひき逃げ)で逮捕されました。
従兄弟は、真面目で、気のいい人でしたので逮捕されたと聞いた時驚きました。
彼は、大学卒業後ホテルマンとして真面目に勤務していました。
事故当日、休暇だった彼は友人と遊んで帰宅する際にショッピングモールの交差点を左折する際に登下校中の子どもと接触したとの事です。
接触の際、車のタイヤで子供の足を踏んだ際に子供はこけて軽傷を負ったようです。
彼は、それに気づかず帰宅したようでした。
その場にいた被害者の友だちが車のナンバーを覚えていた為、車のナンバーから身元が割れ次の日、早朝に複数の警察官が自宅を訪れ従兄弟は逮捕されました。
私の家は、従兄弟の家の隣にあった為、その場をみた私の両親は異様な事態に「なにが起きたんだろう?」と思っていたようです。
その時は、まさか逮捕されていたとは思わなかったみたいです。
私の実家は、近くに親戚が数件集まっているので情報はすぐに集まり逮捕についてはすぐに知る事になりました。
逮捕後、従兄弟はしばらく勾留され、その期間は2、3カ月に及びました。
伯父、叔母はその期間は着替えなどを差し入れに幾度となく通い、被害者宅にお詫びに行っていました。
被害者のご両親は会ってはくれたが許しては貰えなかったと叔母は話していました。 その後、示談は成立したと話は聞いています。 取り調べ当初は、「左折する際に、子どもと接触したとは思わなかった」と供述していた従兄弟でしたが、最終的には、「怖くなって逃げてしまった」と自白したそうです。
この事故により、詳しい刑に関してはさすがに聞いていませんが罰金、免許取り消しの処分は発生したと聞いています。
この事故をきっかけに、元々勤めていた職場を辞める事になりました。
その後、別のホテルにて勤めましたが長く続かなかったようです。
被害者の方の怪我が幸い軽傷で、大事に至らなかった事故でしたが
事故を起こしたことで、彼の人生は大きく変わってしまいました。

<弁護士のコメント>
 自動車運転過失致死などの交通犯罪は、「わざと」ではなく「うっかり」犯してしまう犯罪ですので、自分が犯罪などするはずかないと思っている人でも、突然、犯罪者となってしまう恐ろしい犯罪です。
 投稿者のいとこの方は、事故の後逃げてしまったということですので、さらに罪が重くなってしまいました。「うっかり」事故を起こすのがやむを得ないとしても、「逃げる」というのは、「うっかり」ではありませんよね。逃げることによって、ますます自分を窮地に追い込んでしまうことになってしまいます。

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弁護士宮本大祐コラム

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