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HOME > コラム > 1人の女性に2人の痴漢~痴漢犯人同時逮捕
1人の女性に2人の男が同時に痴漢をしたというニュースが報道されていました。
報道によると、2人の男性は、面識がなく、それぞれ別個に犯行をしたところ偶然にも同時に痴漢していたというものです。嘘みたいな話ですが、それだけ痴漢が多いということなのでしょうか。
被害者は、単に満員電車に乗っていただけですから、何の非もありません。間違った行動をとったわけでもありません。
しかし他方で、痴漢に遭いやすい人とそうでない人がいるというもの事実です。本件でも、同時に2人もの痴漢を引き寄せてしまうわけですから、痴漢に遭いやすい傾向みたいなものはあったのかもしれません。
痴漢の常習犯は、誰に対してでも痴漢をするというのではなく、たいていは、文句を言わなさそうなおとなしめの女性を狙う傾向があるようです。あるいは、ちょっと触ってみて、文句を言わなかったから徐々にエスカレートしていったという場合もあります。
このニュースの被害者も、そのような雰囲気を持ってしまっている人なのかもしれません。
頻繁に痴漢の被害に遭ってしまうという悩みのある方は、女性専用の車両に乗る、短いスカートをはいて満員電車に乗らない、などの予防策の他に、被害に遭ってしまったら、ほんのちょっと勇気を出して助けを求めてください。
痴漢をするような男は生真面目でぱっとしない人物が多いですから、ちょっと抵抗すれば、大抵は躊躇してしまうものです。
本件では、裁判所の事務官と、三菱東京UFJ銀行の社員という、生真面目を絵に描いたような職業の人が逮捕されました。
容疑を否認しているようですので、現段階で犯人であると決めつけてはいけません。裁判所と銀行も、「事実関係を確認中」とコメントしているようです。
しかし、起訴されて有罪となった場合、固い職業ですので、相当重い懲戒処分は避けられないのではないでしょうか。
刑事上の刑罰は、おそらく30万から50万円程度の罰金でしょうから、刑罰よりも、民事上の処分の方がはるかにダメージが大きくなりそうです。
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