神社の神職が盗撮容疑で逮捕

HOME > コラム > 神社の神職が盗撮容疑で逮捕

神社の神職が盗撮容疑で逮捕

神社の神職が女性のスカート内を盗撮したとして、逮捕されたという報道がありました。
女性のスカート内を盗撮する事件は、無数に発生していますから、すべてを報道していたのではキリがありません。

まずは、捜査機関からマスコミに対し情報がリークされ、その中から、報道する価値のある事件が、マスコミによって報道されることになります。
一般の会社員や学生が盗撮した程度で報道されることは、まずありません。

新聞等を見ているとお気づきかと思いますが、盗撮事件が記事になるのは、多くの場合、公務員や公職にある人が事件を起こしたときです。
特に学校の先生などの教育に携わる人や警察関係者、司法関係者の場合は、ニュースになりやすい傾向があります。

ところで、盗撮事件の刑事処分は、初犯であれば、略式命令といって、罰金で済まされることが多いです。金額的には30万から50万円程度です。
しかし、公務員の場合、事件が発覚すると、数ヶ月の停職や減給処分、最悪の場合懲戒免職ということもあり得ます。つまり、刑事処分よりも、職務に関する処分の方がはるかに重いということです。
逮捕されないケースでは、事件について、被疑者から上司に報告しなければ、勤務先に発覚することは滅多にありませんが、マスコミに報道されてしまうと、勤務先はおろか、親戚や隣近所にも知れてしまうことになります。子どもがいる場合は、お子さんの通う学校でも知れ渡ってしまうかもしれません。
マスコミによる報道は、それくらいの破壊力があります。

本件で逮捕された神職の方は、足先に付けた小型カメラで撮影していたということですから、突発的にスマホで撮影したというケースよりは、犯罪傾向として一歩進んだケースであると思います。

一般人の感覚だと、神職が卑劣な犯行をするとは思いたくありませんから、やはりニュースにはなってしまいますよね。神社を家宅捜索するというのも、滅多にあることではないですから、神社の信頼回復は茨の道となることでしょう。

このページのトップへ

弁護士宮本大祐コラム

対応エリア

愛知県全域

名古屋市・半田市・東海市・ 知多市・大府市・常滑市・ 一宮市・岡崎市等

地図・アクセスはこちら

愛知県全域地図

新着記事一覧過去の履歴

アイコン罪名別のご案内罪名別の詳細や弁護方針についてご案内しております。 詳細については下記をクリックしてご覧ください。

ご相談・お問合せはこちらへ 052-684-7895

このページのトップへ