有印公文書偽造・同行使・詐欺罪

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一般の方からの刑事事件に関する投稿です。

 自分の中ではかなり昔の話に感じますが、実際はまだ1年くらい前の話です。
 まず事件の概要ですが、身分証明書を偽造するという、ものなので、公文書偽造罪というやつです。
 詳しいやり方はもちろん伏せますし、途中話せない部分に関してはかなり省くことになると思いますので、ご理解ください。
 簡単に言うと免許証を偽造して、お金を借りまくろうというプランでした。
 しかし、適当に偽造したものではバレてしまうので、ある業者から買ったあるものを使ってほぼ本物の免許証を作れることが判明しました。そしてそれを作るのに一枚あたり10万円以上のお金がかかりました。これでお金を借りられませんでした。なんて許されるはずがなく、より真剣になっていきました。
 制作期間は約半年。そして完璧なでき。
 誰がどう見ても本物にしか見えません。
 そしてそれをついに消費者金融で使う時がきました。
 細かい内容は省きますが、最初の3件は見事に成功しました。1社あたり50万円の借入に成功し、4件目に大手の消費者金融に向かったのですが、コレが失敗。最悪な失敗のしかたで、中に入ったやつのミスで、全てがバレました。
 中に入ったやつは自分らの後輩で、リスクを少しでも減らす為にバイトで雇いました。
全部で3人雇った3人目でした。中で、なにをやったのかわからないのですが、中に入って1時間後には大量のパトカーに囲まれ、そしてそのまま逮捕。
 おれと友人は主犯格として、捕まり、ほかの奴らについては全くわかりません。
 2人とも初犯ということもあり、執行猶予ででることが出来ましたが、精神的にかなり参った感じになりました。
 まさか留置所があんなに辛い場所とは思いもしませんでした。
 浅い考えで犯罪をしたことはもちろん悪いことですし、迷惑もかけたと思う。
 実際にお金を1円も手にしてないのに、何故捕まったのか、すらわからずじまいです。
 未だに中に入った後輩が何をしたのかわからないし、後輩と連絡とろうにも番号自体がわからない。留置所の辛さを知ったからには、もう2度と悪いことはしないと思います。

<弁護士のコメント>
 有印公文書偽造,同行使,詐欺罪などで逮捕されたのでしょうね。
 免許証などの公文書は,公の機関が作成するものであるため,公衆の信用度が高いことから私文書偽造よりも重く処罰されます。また,これを行使して,お金を騙し取ろうとしたということですから,偽造公文書行使罪,詐欺罪としても処罰されます。
悪質な犯行ですが,せっかく執行猶予が付いたということですので,社会内で更生に向けて頑張って下さい。

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弁護士宮本大祐コラム

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