危険ドラッグの危険性

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一般の方からの刑事事件に関する投稿です。

私の友人はちょっと変わった性格だったので、他の人から怪しいと言われていた部分があります。昨年くらいから明らかに言動がおかしくなっており、時にはろれつが回っていない状態になっていたので大丈夫か不安に思っていた部分もあったのです。こうした状態が続けばどうなるか不安に思っていましたが、つい最近逮捕されてしまいました。
その容疑は危険ドラッグを所持していたことにありました。
勿論使用についても後に分かり、現在は担当の弁護士を通じて保釈されないかお願いしている所です。
その弁護士の話によると、このまま起訴される可能性が高いとのことです。友人は裁判にかけられることが濃厚で、一応初犯ということもあって執行猶予を付けられるように弁護士は努力すると話をしていました。危険ドラッグが駄目だという指定を受けたことは知っていましたが、自分が持っているのは指定薬物ではないから大丈夫だろうと思って持ち続けていたらしいです。そして職務質問された時に所持が判明し、最終的に現行犯逮捕となりました。
友人はこれが影響して職を失っていますし、今後の生活も結構苦労するものと思われます。危険ドラッグ何かに手を出さなければこんなことにはならなかったのですが、気持ちが弱い方に動いているから利用してしまうのかなと思ってしまいます。自分も1度やってみろと言われたことがあり、その時は何とか断って凌いでいたのですが、まさか逮捕されるまで続けているとは思っていませんでした。悲しいと同時に、友人である自分が何とかして上げる必要があると思っています。
今はとにかく裁判が無事に終わって、友人が外に出られるようになれることを祈るまでです。弁護士の方は積極的に動いているようなので、そのうち保釈される可能性は十分にあると思います。ただその後で裁判を受け、危険ドラッグを止められるのかどうかが重要となります。場合によっては更生施設に入るという話もあるので、これからが大変だなと感じています。

<弁護士のコメント>
 危険ドラッグは、以前は、合法ドラッグ、脱法ドラッグなどと呼ばれていましたが、平成26年4月1日、薬事法が改正されたことにより、指定薬物の輸入、製造、販売若しくは授与目的での貯蔵又は陳列の禁止に加え、所持、使用、購入、譲受けについても禁止されることになりました。違反した場合は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金又は両方の罰が科されます。
 つまり、「合法」「脱法」ではなく、「違法」な薬物です。
しかも、従来流通していたものが、法の網をくぐり抜けるために、品質が改悪され、より有害な物になっているため、心身に対する危険度が高くなっています。
 心が弱っているから、つい手を出すなどという代物ではないのです。捕まるから、ではなく、自分の人生を壊さないために、手を出さないでください。

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弁護士宮本大祐コラム

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